最後まで笑っていよう。

2019年1月27日

 

パズドラランク200まであと少し。奮闘しているときに鳴った緊急速報。「昨日雪で通行止めになってたからそれかな」なんて思って遠くから画面を見たら「活動休止」という文字が見えた。その前に表記されている名前が短かった。「そんなわけない。絶対ない」なんて思っていた。でも漢字一文字で活動休止が速報で流れる芸能人なんてそういない。気付いたらゲームオーバーになっていた。開いていたアプリを全部閉じた。人間本当に驚いたときは頭真っ白。考えようともしない。話さない。泣かない。速報が鳴って10秒後くらいからLINEがたくさん来た。でも何も返せなかった。現実が受け入れられずにいた。あの緊急速報の文字の羅列を見ることは私の人生プランの中になかった。永遠はないと分かっていても、嵐がそのような決断をするはずがないと思ったから。悪夢だと思い込みFCサイトに行った。手は震えタップする指が動かない。動画読み込み時間がもどかしくて仕方なかった。でも私のパニックな感情はここまでだった。見慣れ、信頼し、全力で応援してきた大好きな5人から発せられる言葉は意外にもすんなりと心の中に入ってきた。長い時間をかけて考え、話し合い、5人の気持ちがまとまったことがしっかりと理解できた。言葉選び一つにしても優しさが溢れつつも私は納得のできる動画だった。日曜の楽しみだったイッテQは初めて一度も笑わなかった。やっと落ち着いてきて記者会見までの時間にまず考えたのが「なんで?」ということ。思い当たる節はたくさんある。思い返せばあの時のインタビューは…とかあらぬ方向に色んなことを考えてしまいそうになった。いざ記者会見が始まって見てみると嵐はスーツではないし座ってもいない。なんなら登場からいつもの表情。いつもの嵐。拍子抜けだった気持ち半分、そう来るだろうなという気持ち半分。いじわるな記者や質問もあった。「無責任」の件の翔ちゃんだったり、「矢面に立つ」の件の二宮くんだったり。記者を納得させ、黙らせながらもファンに嵐の思いを届けてくれて。グループの在り方、愛情などは潤くんが語ってくれて、嵐としてのグループの在り方はファンも把握しているからこそ、潤くんの言葉には過去最大重みがあった。それぞれがリーダーを守りながら明るく笑いも交え今回の決断に至る経緯を、気持ちを知ることができた。この中で相葉ちゃんは唯一別の役割だったように思う。「どうにか嵐を続けられないか」と相談したことを含め、嵐の気持ちを感情としてマイクを通して話していた。そのバランスを見ながらこんな時にさえ「あぁ、嵐っていいな」なんて思ってしまった。リーダーが嵐のメンバーに言われて印象的だった言葉。「最終的に2020年いっぱいまでと決まったときに意見がまとまって気持ちがまとまってきたときに、メンバーが最後まで笑っていようと言われたときは、やばかったですね。正直、なんだろう。なんて人たちだろうって。嵐でよかったなあ、と。言葉にならないです。」聞いたときに私の中で全てが崩壊した。緊急速報で見て受け止められなかった現実、4時間頑張って保った平常心、笑いある会見にホッとしようとした自分、二宮くんに一目惚れした時のドラマ、初めて嵐を見たとき、初めて二宮くんにファンサもらった時、DIGITALIANのあの風景、みんな泣いてたハワイ、友達の頭にペンライトをぶつけるほど楽しんだライブ、中学生の時にひたすら自担への愛を綴った手紙、友達と踊ったダンス、ジャニオタとしての嵐との12年の思い出がフラッシュバックした。涙が止まらなかった。それを言って涙ぐむリーダーを4人が微笑みながら見ているのを見てまた涙が溢れた。私はようやく嵐が決断した時に出したその一声で自分も受け止めることができた。暗く静かで厳かな雰囲気だと思っていた記者会見。まさか「あぁ、やっぱり好きだな~可能な限り全力で応援しよう!」なんて愛を再確認する記者会見になるなんて。時代を跨いで輝き続ける嵐、そんな伝説のような宝箱の蓋を一度閉じるというなら私も最後まで全力を尽くしたいと思う。

 

これは別れではない 出逢いたちとのまた新たな始まり

ただ私はなお嵐に会いたい

また…

いつか笑って再会そう絶対